『雨の物語』(’77年:イルカ)

 伊勢正三:作詞・作曲
 
 化粧する君の その背中がとても
 小さく見えて 仕方ないから
 僕はまだ君を 愛しているんだろう
 そんなこと ふと 思いながら
 
 窓の外は雨 雨が降ってる
 物語の終りに こんな雨の日
 似合い 過ぎてる
 
 誰もが物語り その1ページには
 胸弾ませて 入ってゆく
 僕の部屋のドアに 書かれていたはずさ
 とても悲しい 物語だと
 
 窓の外は雨 あの日と同じ
 肩を濡らした君が ドアの向こうに
 立って いたのは
 
 窓の外は雨 雨が降ってる
 幾筋もの雨が 君の心の
 曇りガラスに